Shogo's Blog

Apr 20, 2012 - 1 minute read - 勉強会 意味知識勉強会

第1回 意味知識勉強会

なんだか誘われたので、行ってきた。 メモメモ。

紹介された論文とか、スライドは自然言語処理研究室の意味知識勉強会のページからどうぞ。

関連学会

  • ACL
  • AAAI
  • IJCNLP
  • Coling
  • JIST
  • 人工知能学会誌
  • 自然言語処理(学会誌)

背景

  • 人工知能の目指すところ
  • 常識知識(common-sense knowledge)が必要

知識表現

  • オントロジー(ontology)
  • 上位オントロジー 具体的な事象を対象としないオントロジー
    • 常識オントロジー(Common-Sence Ontology)
      • OpenCyc
    • 語彙オントロジー(e.g. WordNet)
    • 形式オントロジー

OpenCyc

  • 常識知識をデータベース化するCyc Project の一部。
  • 専門家の手によって、手作業で構築されているオントロジー。

Open Mind Common Sense(OMCS)

  • 機械的な常識知識獲得プロジェクト。
  • 獲得した知識は ConceptNet というデータベースに取り込まれる。
  • GithubにデータベースアクセスのためのAPIが上がってるよ。

Recognizing Textual Entailment(RTE)

  • テキスト含意関係認識
  • テキスト(Text)に対する仮定(Hypothesis)が含意している・矛盾している・Uknownであるかを判定するタスク
  • RTEの初期のデータセットは無料で公開されている

論文紹介:Types of Common-Sense Knowledge Needed for Recognizing Texual Entailment

  • RTE-5データセットから常識知識がなければ解けないものを「人手」で選択
    • 単語の単純な言い換えなどで解決できないもの
    • 600あるデータセットから108個見つけた
  • 仮説が含意していると判定されるために必要な根拠を考える
  • 分類して整理したよ!
    • 必要とされる回数が多いカテゴリは重要だよね!(ホント?元のデータセットに偏りない?)
    • 言語処理でよく使うpart-of, is-a の様な関係が使われるのは、全体の40%でしかない
    • 分類が正しさを表す指標としてκ値(Fleiss’s κ)を使って評価

20のカテゴリは大きく3つ分けられる

  • Form-based Categories
    • 因果関係とか
  • Content-based Categories
    • 計算しないといけない奴とか
    • 地理関係とか
  • Miscellaneous Categories
    • みんなやっているから、この人もやっているはず!みたいな根拠のない関係
    • Omniscience(全知)