Shogo's Blog

Aug 9, 2012 - 1 minute read - OMake

OMakeの使い方復習

久しぶりにOMakeを使おうと思ったら、使い方を忘れてしまったので復習。

基本的な流れ

初期化

OMakeのインストールはaptitudeやyumやDownload OMakeあたりで頑張る。 OMakeがインストールできたら、まずは初期化のおまじない。

omake --install

カレントディレクトリにOmakefileとOmakerootが作られる。 自分のプロジェクト内容に合わせてOmakefileを編集。 具体的な例は後述。

ビルドする

単に「omake」と打つとビルド

omake

継続監視ビルド

「-P」オプションで継続監視ビルド

omake -P

関連するファイルを監視して、変更があれば自動的にビルドしてくれる。

キャッシュの削除

OMakeでビルドすると環境依存なパスの設定とかを書き込んだファイルが作成される。 Dropboxなどの同期ソフトはこれらの設定ファイルも同期してしまうので、 別環境で作業しようとするとエラーを吐いて止まってしまう。

次のコマンドでキャッシュファイルを無視すれば大丈夫。

omake --flush-includes

Omakefileの例

TeXの文章をビルドするOMakefileの例。 LinuxとWindowsでデフォルトの文字コードが違って面倒なので、文字コードはutf-8に統一。 PDF出力はA3サイズ。

{% gist 3300749 OMakefile %}

prosperを使ってプレゼン資料を作った時のOMakefile。 dvipdfmでは処理できない場合があるので、一度PostScriptにしてからPDFに変換するようにルールを上書き。 数式を多用するようなプレゼン資料だと便利。

{% gist 3300749 OMakefile-slide %}

参考

おまけ

Dropboxと連携するとこんなことも。